「これが、地球に住むこと、か」
ーサイモン・ラトル氏の指揮を前にしてー
とうとう、携帯買ったので、はじめました、よ。
https://www.instagram.com/kenjiayabe/?hl=ja
■10月 Ayabe家の珈琲豆
エチオピア:イルガチェフェ・ウォテ/ ナチュラル
コスタリカ:コラソン・デ・ヘスス・エル・サリトレ
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…
代官山FACONにて、最近はほとんどマスターにお任せ。
メニューにはない豆や、目新しい品種を詰めてくれる。
ベリーの香り高いイルガチェフェは、珈琲愛へと一歩を踏み出させてくれた思い入れある地区。
■山梨への家族旅
森林浴を身体が欲していることは、
都内近郊に住む誰もが感じること。
evam eva yamanashi へと、
思い立ったが吉日、車を高速道路に乗せた。
茶道の手さばきと、額のように切り取った窓から見える、
青い竹藪を眺めながら、お茶と和菓子を食べる。
日本人でいることの豊かさを、
最近は意識的に出会うよにしている。
■友人のお墓参り
中学生の時、はじめて組んだバンドの彼は、
ぼくの憧れのギタリストだった。
白血病で闘病中の彼に、
U&DESIGNの「1/3 1/3 1/3」を手土産に行くと、
心から喜んでくれた。
「今度solo albumが間も無く発売だから、
持っていくから聴いてね」
という約束を最後に、リリース1ヶ月前に亡くなった。
「きみが死んでからの方が、
ぼくは、なんだかきみと会っているね」
墓石に投げかける言葉が、
毎年、晴天の秋風にさらわれる。
■サイモン・ラトル主席指揮者 ベルリンフィル管弦楽団
念願のこの1日。
毎年、抽選に外れ続け、
力技(コネ)も叶わなかった近年。
あの手(チケキャン)、この手(土下座)で手にした1枚片道切符。
サイモン・ラトル氏の美しい生命の律動を喚起する指先、
ほとばしる息吹の旋律風に抱かれ、音楽人生最幸福の導を賜りました。
次期はキリル・ペトレンコ氏が決定しているわけで、
ベルリンフィルでのラトルを観れるチャンスはもう最後な訳で。。
生涯、ベルリンフィルを追うことを密かに誓う夜。
■12月2日だけれど、、
UNCHAINの三井ホールをさっき観てきた。
ときどきバンドマンに訪れる、
「名演」と言えるセッションでした。
彼ら4人を支える、愛のある家庭的なチームが、
見事に原曲への、優しい心あるアレンジへと回って、
プロフェッショナルな舞台を支えていました。
谷川君、谷君、佐藤君、吉田君の築き上げた、
心地よい大きさの旅船に、
オーディエンスが風となって、
美しい未来へと向かっている姿を拝見しました。
素敵な夜でした。
(酔い冷ましに、誰もいない日本橋を闊歩散策してから帰りました)
では。
Kenji Ayabe