梅雨がくる前に
はじめること。
■U&DESIGN リハーサル 日和
昼過ぎ、ご飯を食べそこね、まだ手帳に詩を書きつづけていると、
一台の車が向こうの道を通り過ぎるのが見えた。
須藤の車で20分先のStudioへと国道を走る。
照りつける日差しは、フライパン街にいる私たちを焦がす。

20代後半、ふたり揃って『銀座ライオン』でBeerを飲んだことがあった。
私たちが、私たちのために、
大人になろうとすることで、
不毛な頓挫をすることがまれにある。

今思えば、
中学部活動の最中に味わった、
成長痛のようなものだったのかもしれない。

際限なく、垂れつづけている時という闇の中で、
私たちは京都の清らかな小川にまかせる水草のように、
成すがまま、訪れる季のように流れようと。
それが今、『らしい』所作なのかもしれない。
Kenji Ayabe
ときには、人生はただコーヒー、
それがどれほどのものであれ、
一杯のコーヒーがもたらす親しさの問題だということもある。
(リチャード・ブローティガン)
■6月のAyabe家の珈琲豆
インドネシア:バリ島キンタマーニ郡 インテンデワタ ナチュラル
コロンビア:カウカ県ポパヤン地区 エル・サンツァリオ農園 ウォッシュド
コスタリカ:タラス地区 リカルド エルナンデス FW ウォッシュド
…
豆の粗さを少し変えてみること。
毎日していたことを、ちょっと変えるって、勇気いるね。
その先の山に登ること。
■福岡伸一 知恵の学校
愛読書『動的平衡』の著書で、数年来のファンである福岡先生の講義を受けてくる。
現在N.Yで教鞭を振るう、ロックフェラー大学での生物学者なわけで、先生にサインを書いてもらうときは、人生で一番緊張したわけで。
■ソール・ライター写真展
Bunkamuraへ、家族三人で写真を眺めているのだけれど、
子供の彼がいちばん楽しんで見ていた。
妻の胸に抱かれながら、できるだけ小さな声で笑うようにしていた。
■6月29日
U&DESIGNのLiveはぜひともご来場頂きたいです。
はやばやと、今年はこれで最後になるかな。
また、いつ会えるでしょうか。
※ご共演には、アチコ(Ropes)さんが追加されましたね。
幸せだと、音楽って作れないもんだ。
幸せだと、音楽が楽しく聴けるもんだ。
素敵な日々を。
Kenji Ayabe