kenji ayabe

LETTER

私の令和をゆく

書初めの墨汁のような

猛々しい新しさではないが

 

茶畑で新緑を摘む娘の

その風景ほどの眩しさで

息子を眺める

 

私の象徴は変わらないが

日本の国旗が真新しくなったとすれば

それは国民とは何かと

税の連帯感以外に答えはまだない

 

しばらく新しい道をゆく

帰ってはこぬ

ふるさとは未来にある

 

Kenji Ayabe