LETTER
微睡み
暮石の影は 3年もの間で
延びたろうか
その背に聳える森に
そろそろ 届いたろうか
微睡みと 溶け合う
その先端でしか 私は目覚めていない
静寂の草原に抱かれて
微笑みの 昆虫の背に 陽を積む
Kenji Ayabe
暮石の影は 3年もの間で
延びたろうか
その背に聳える森に
そろそろ 届いたろうか
微睡みと 溶け合う
その先端でしか 私は目覚めていない
静寂の草原に抱かれて
微笑みの 昆虫の背に 陽を積む
Kenji Ayabe