LETTER
作家の素朴な責任
【音楽】
眼鏡や服とならぶこと
モノとしての価値を再発見され
シーリングワックスのように
時を留める用品としての
そんなパッケージを求めていた
今日、曙橋で行なわれた展示会で
作家の彼らをのぞいていると、
形あるものの、質素な責任を
背負っているように見えた
【時間】
それをが私達にとって
静的な死という美か
動的な生という愛か
それを答えるために
私は音楽と共にありたい
灼けた砂が 丘を流れるような
数億年かけて 乾いた時間を
定義するための
私でありたい
Kenji Ayabe