kenji ayabe

LETTER

一遍の詩

 

ぼくはトイレの蓋をあける

ブローティガンの詩を

一遍くちずさむ

 

(それで彼が目覚める事はない

今なお死に続けている)

 

それからトイレの蓋を

行間に気をつけながら閉めたんだ

 

これって一遍の詩にならない?

 

Kenji Ayabe

 

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2018.7.3

追記

 

いや、人の生がたかが80年なのに

その後、半永久を死に続けるのは可能だろうか

 

もっと前から生きていたか

そもそも死なんてないか

 

生あって、死があるなんて嘘だ。

むしろ、飽和と沈殿

そして、拡散の循環ではないか。

 

 

Kenji Ayabe