吉祥寺にある眼鏡店「The PARKSIDE ROOM」

【アルバム「3人の1日」、ま新しいお取扱いのお店のお知らせ】

5年前、恵比寿を歩くことにしていた日、1人で入店する度量はないので、付き添いを伴って眼鏡店Continuerを初めて訪れました。自分の置かれた環境が自らの態度によって変わり、新しいスーツを用意するのと同じ準備のためにガラスの扉を開いたのです。

 

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自分が気に入ったモノが置いてあるお店は(度量がないわりに)、何故かスタッフさんと親しくなることが多く、出先の選択肢が少なくて済むことに関してひどく助かっています。

眼鏡をかけていないスタッフの根本君とは打ち解ける理由をあげれば、切りがないという具合で、早くからお互いのフィールドを行き来する間柄になっていました。

その彼がContinuerの新らしい店鋪に、吉祥寺の街でThe PARKSIDE ROOMを営業している事を聞きましたので、改築している吉祥寺駅を真新しく眺めながら、井の頭公園方面へと歩いて行きました。

 

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井の頭公園に通じる、七井橋通り沿いの2階の建物に”公園の傍の一室”はありました。こんどは迎えてくれる友人に会うために、木の扉を拓きました。

 

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彼は仕事に息をつかせ、同じ通り沿いにある武蔵野珈琲店へ入店し、珈琲を前にして、多くの話題について語り合いました。

彼は仕事についてのプライドや、行く先々の出会いに感じる愛について、多くの共感を呼び起こしました。僕らのしていることについて、自信がなかった訳でもありませんが、共感というのは代え難いエネルギーをもたらしました。道の別れ際、再び交差するまでの時を思うと、喜びに溢れていました。

The PARKSIDE ROOMが僕のCDを置いてくれると報せが来た時は、共感の域を越えた感謝で舞いました。(彼の上司である鈴木店長の懐の深さは、武蔵野珈琲のブレンド並みと聞いていました)

風が去ったあとの、穏やかな汀に垂らした糸のように、複雑な心の波を上手に受け入れてくれる。そんな印象を僕は店長に持ちました。

 

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(鈴木さんに会うと、僕も平静で親切でありたいと思うのだけれど、よく考えれば願わくばの親切さに、不自然で居心地の悪い存在になってしまうことがの方が多い)

 

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(写真= Continuer , The PARKSIDE ROOM , 根本氏)

Album「3人の1日」が購入が店頭でできる様になりました。

眼鏡を買いに行って、CDを買うことなんて滅多なことと思いますが(その逆もしかり)、彼らが愛に溢れているおかげで、不用意な選択肢を減らしてくれて、どんな波風立ってしまった心でも、ここにくれば静かに眼鏡を選ぶことが出来るのを、僕は記しておきたいと思います。

 

Kenji Ayabe