kenji ayabe

LETTER

1月の海を、被う白紙

白紙を積み

なお訝しい

ボクは白紙の中で

足跡でさえ

やや冷えた体温の熱で消える

その答案を海に掛かる

時の背に尋ねた渡鳥

黒い陰

テオ・アンゲロプロス調の鼠色に

もはや曇空の回答しかない

Kenji Ayabe

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