kenji ayabe

LETTER

恭賀新年

1年の初まりを祝うために

生まれついた朝、という元旦。

“帰省”ブランドが格付けされるような

育ちの町を歩く。

瞼の奥で、記憶色のブラインドが開く。

少しずつ変わりゆく郷は、

その風景をとどめないことで、

私に異常な安心感を生んでいる。

変化が来す安らぎには、

褐色の砂混じった独り法師風。

Kenji Ayabe

IMG_7793