kenji ayabe

LETTER

ウエスト紐を抜いて

泳いでいたはずの ステージ上には

海水のない 海原が広がっている

 

暇を見つけた 朝陽という名の祈りを

暇を見つけた ギターの弦が迎える

 

囁きを わたしに永遠の

囁きを 愛するひとを届けてください

 

再び夜には 終演がきて

わたしは羽のない鳥になるのだから

 
Kenji Ayabe