kenji ayabe

LETTER

やがて忘れ往く

薄れていく記憶たちよ

あなたはやがて 私のもとを離れる

 

帰っていく場所などないのだよ

傍にずっと居ればいい

 

でも跡形もなく居なくなられたら

私は白詰草と呼ばれたい

 

人でいる必要がなくなったのなら

せめて花を咲かせたい

 

Kenji Ayabe