kenji ayabe

LETTER

なにも 聴こえない

私の昨夜 ー日付が変わる頃ー

死が 偉業である という本を読み終えました。

そうであっても、なくてもいいのです。

 

私が スウェーデンで景慕した

“森の墓地”には 野鳥の吐息が捧げられています

ひとは 心にしか住む場所を与えられなかったのです

 

あなたが大地となって

愛した野草の朝露になって

生命をためこんだ風にきづいて

私とは 真逆の生となって

この地球を育むのでしょう

 

あなたが愛した文学よりもお元気に

Kenji Ayabe