辺鄙な場所にて

灰色のうちっぱなしコンクリートの壁に向かって、

腕まくりをしながら書くLetterは、

初夏をひんやりする効果。は、ない。

 

虫が嫌いな訳でもなく、

早々に蚊取り線香を浴びて、

焼け落ちる灰をじっとみつめる。

 

5月が終わる。

友人が楽曲のように沢山できた。

ずっと5月であれば、

包装紙(こどく)さえ愛せる。

 

Kenji Ayabe